都市域のネオニコチノイド発生源

国立環境研究所が全国175地点からサンプルを得て、ニホンミツバチのネオニコチノイド曝露状況を明らかにしました。

土地利用の割合と各農薬の「検出有無」との関係を解析した結果、農地(特に水田・果樹園)、および都市域で農薬が検出される確率が相対的に高い傾向になったそうです。その都市域では3種類のネオニコチノイド系殺虫剤(クロチアニジン、ジノテフラン、チアメトキサム)が検出されやすいことも分かりました。
ではこれらネオニコチノイドの都市域での発生源は何でしょう?
知り合いの医師の意見では、
・ネオニコは揮発性ではなく、建材に入っていても外には原則でないことから、シロアリ駆除剤の可能性は低いと思われる。
・ただし床下にまいたシロアリ駆除剤が床上に漏洩して被曝したなど、ありえない事故の後にしばらく中毒症状を訴える人はいる。
・チアメトキサムは職業中毒の事例がある。害虫駆除業者の間では、チアメトキサムの散布はかなりポピュラーなようだ。
・ベニカJ(クロチアニジン)を庭木にまいて、隣家の人を中毒に至らしめた事例がある。

そういえば私のScience論文が出たときに、知人ではない数名の医師の方からメールやお手紙で「よく書いてくれた」との内容をいただきました。人口密集地の開業医でした。ネオニコ中毒と診断した患者が、年に数名は来るとのことでした。下記記事は会員でないと全部は読めないのですが、聖路加国際病院一般内科は都内なので、都内でネオニコ中毒になった例だと思います。

都市域でのネオニコ発生源、思い当たるものがありましたら教えて下さい。