忘却のかなた

大阪に住んでいる娘が都内にいる知人宅に遊びに来ていて、「お母さん、大変だろうから。」と、その知人を連れて大学の居室や実験室の片づけの手伝いに来てくれました。

居室や専攻図書室にある蔵書を見せて、

「これ全部、家に持って行くには、ピアノを処分するしかないと思う。」

「大丈夫、リフォームすれば何とかなる。」

「そりゃダメでしょ。ピアノの壁以外は窓があるから、本棚、置けないでしょ?」

「いや、置ける!」

どうやら娘は、たま~に帰省した時にピアノを弾けないのが、相当イヤなようです。

研究に使う物品は、野外調査用で上階に持っていくと廊下を汚す物は1階の共有スペース、実験室に入りきらない実験消耗品は5階の地学系共有スペース、居室に入りきらない書籍や雑誌は5階の専攻図書室、そして実験室はウエットラボ・ドライラボ・クリーンルームの3室を使っていました。

「これって、お母さんが地質調査所にいたときに使っていたスペースと、どっちが広い?」

「そりゃ、圧倒的に地質調査所でしょ。って、あなたを地質調査所に連れてったこと、あったっけ?」

「何度もあるよ!」

すっかり忘れていましたが、土日とか保育園に預けられないときに、娘を傍らで遊ばせながら、実験していたことがあったようです。。