東京大学が2年連続で赤字になったそうです。
東大で赤字ということは、他の国立大学も相当苦しいのだろうと思って調べたら、既に2年前に国立大学協会が「もう限界」との声明を発表していました。
国立大学の中でも、附属病院を有する大学では大学法人全体に占める病院部門の割合が大きいそうです(たとえば下記リンクの参考資料1)。
医学部長病院長会議の調査によれば、2024年度の大学病院全体の経常赤字は508億円にのぼり、2022年度と比べて医薬品費が14.4%、診療材料費が14.1%それぞれ増加したことが経営を圧迫しているといいます。
https://plaza.umin.ac.jp/~nuh-forum/report/kaigi/pdf/250709.pdf
大学附属病院でも、収益の増加を人件費、医薬品費、診療材料費、委託費などの費用増加が上回り、赤字化しているのです。
上記記事でも指摘しているように、大学病院は高度医療や災害医療など、他の病院には難しい課題に取り組んできました。若手医師を教育する機関でもあります。その財政基盤が揺らいでいるのです。
国立大学の赤字と聞いて、「子供は国大に行くこともないし、関係無い」と思う方もいるかもしれませんが、国立大学の赤字は医療ひとつとっても、私たちの生活の基盤を揺るがす大問題につながっていきます。