陸水研で博士号を得たインドネシアの卒業生から、こんなメールが届きました。
「私たちの研究グループでは、イセエビ養殖場からの排水を海藻で浄化する方法をテーマとした研究プロジェクトを大学に申請したいと考えています。その申請要件の一つとして、この分野における国際的な研究者を共同研究者として迎える必要があります。要件はQS世界大学ランキングで20以内、かつScopusのh-indexが50以上という世界トップクラスの大学に所属していることで、これほど高い要件を満たす研究者を見つけるのは、私たちにとって非常に困難です。」
なのでそんな研究者を紹介してほしいと頼まれたのですが、そもそも国内トップの東大のQSランキングが36位なので、日本の大学教員は全員アウトです。
海外の知人も私と年齢が近いので名誉教授など正規の所属ではなく、「知り合いにはそんな人はいない」と答えました。
インドネシアの大学が現実離れした要件を課しているように思える一方で、QS世界大学ランキングで20以内にはアジア太平洋諸国ではシンガポール、中国、香港、オーストラリアの大学が入っています。インドネシア政府としては、自国も是非、仲間入りしたいところなのかもしれません。
ちなみに私が東大に在職していた期間で、東大の世界評価を向上させる取り組みが具体的に行われた記憶は、皆無です。