8月26日にネパールで起こった大規模な土石流は、標高5000mにある氷河が崩壊して、わずか6~7分後に標高1800mにある街に到達したそうです。
場所が場所だけに、これは事前に察知して警報を出すのは難しかったろうと思っていたところ、アメリカのグランドキャニオンでは洪水が発生し、行方不明者がでているそうです。
ヒマラヤの高山はともかく、アメリカの観光客が多数訪れる観光地で、なぜ気象データなどから事前に避難指示を出せなかったのでしょうか。
洪水を引き起こした雨は、1時間あたり約25〜50mmの強度で30分ほど降ったそうです。その程度の雨なのですが、グランドキャニオンは岩場が多いため雨水が地中に染み込まず、傾斜の激しい谷底へと一瞬で集中して流れ込みました。
アリゾナ州全域には、湿った空気の影響でいつ大雨が起きてもおかしくない大気状態であるとの予報が出ていたそうです。しかしながらグランドキャニオンは深さが1.5km以上、幅が十数kmに及ぶ巨大な渓谷で、レーダーの電波は直進するため、周囲の巨大な崖に遮られてしまい、「谷の奥深く」で実際に起きている雨雲の急発達を正確に捉えられなかったそうです。
ネパールの土石流では、外国人の行方不明者が相当数いるそうです。自宅は川から遠く、それほど低地ではない所にあるので洪水に遭うことはないと思っていますが、私も旅先で遭遇するかもしれません。行き先の近くに川はないか、あったら目的地や宿泊先が洪水が起こっても浸水しないかなど確認しないと、と思いました。